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地域医療連携室

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公開事例検討会

2020-08-04
『公開事例検討会開催』
 
2020年6月23日、当院、コミュニティホールにおきまして「公開事例検討会」が開催されました。これまでも小規模の事例検討会は実施していましたが今回は各部署のNsをはじめ主治医やコメディカル、在宅部門のスタッフなど多職種の参加で50名を超える人数となりました。
この公開事例検討会は、困難事例など看護者が気になった事例について看護理論をもとに事例について参加者が感じたことを出し合い、ケアの方向性を見出し、各部署で事例検討が活発に行われるようになることを目的としています。
今回の事例は、入院当初、対応困難であったアルコール依存症患者が治療に向き合っていく過程の振り返りと今後の看護の方向性を見出すことを目標として行われました。
まずは、該当病棟のNsから患者さんの基礎情報や入院中の様子のプレゼンがあり、その後、主治医が治療状況について説明、看護師や医師が何を考えて、どう対応したのかなど治療過程が話されました。当日は師長、主任など役職者の参加も多くあり、経験に基づいた意見交換もありましたが、比較的経験年数の短いスタッフも意見も含めて出しあうことができました。治療していく中で患者さんの変化に焦点をあて、今後どのようにこの患者さんを支えていくかについて建設的な意見交換ができました。
 
(この研修で得たこと)
その患者さんがどのような人かを多角的な視点で見ることができ、さらに患者さんに専門職としてどのように考え、どのように関わっているのかを知ることができました。また、アルコール依存症という病気も患者を信じ、本人の希望に沿って支え続けていくことの重要性を再確認することができました。また、何より、チームでケアしているという一体感を感じ、事例検討の楽しさを感じることができました。
 
(参加者の感想)
・医師、コメディカル、各部門のスタッフが集まり、1つの事例について考え、意見交換できたことは大変貴重な時間でした。
・患者さんの全体像をつかみ、治療や支援にあたる大切さを改めて感じました。
・色々な部署のそれぞれの考えや気持ちを共有することができ、これが通常業務でも実践できればより質の高いチーム医療に繋がると感じました。
等の感想がありました。
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