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地域医療連携室

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『認知症を知ろう 研修会開催』

2020-10-30

2020107日、当院精神保健指定医 徳丸武彦先生により“認知症を知ろう “の研修会が行われました。

 

研修では、①認知症について ②中核症状について ③周辺症状についてと3つのテーマを取り扱いました。

 

①認知症について

・認知症は、必ずしも物忘れから始まる病気ではない。

・物忘れから発症しない認知症もあるため、タイプ別の特性を知っておく必要がある。

・発見が遅れて適切な治療を受けられないと予後が悪くなる。

 

②中核症状について

・記憶障害、見当識障害、実行機能障害、失行・失認などがある。

・現在の医療では回復しないということを前提に関わる必要がある(しつけではない)。

 

③周辺症状について

・不安感が基になっていることが多く、不安を感じさせない対応が大切。

・背景には、患者の人生史も大きく関わっており、人となりを知って関わることも大切。

・薬物療法のみならず、介護者の対応によっても軽快することができる。

 

 

今回、認知症の症状や、患者さんとの関わり方や対応などについて詳しく学ぶことができました。症状の出現により、当院にも受診・入院相談が多くあります。異変に気いた際に早期治療に繋がるよう、相談しやすい医療の窓口として対応していきたいと感じました。

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